めがねで有名な鯖江市のお試しサテライトオフィス体験

こんにちは!日本中小企業情報化支援協議会(JASISA)の櫻木です。
JASISAではITを活用した成長企業支援や地方創生をしています。私自身、全国に出張にいくことが多く、ノマドワーカーのようなワークスタイルを実践しています。

出張ベースではなく、地域で滞在型の働き方も実践したいということで、地域でのビジネスづくりをやる人間として総務省のお試しサテライトオフィスの事業を活用して、鯖江市におじゃましてきました。

鯖江市とは?

鯖江市は、福井県のほぼ中央に位置し、北は福井市、南は越前市に隣接する人口約7万人のまち。
眼鏡が有名ですが、業務用の漆器の8割を生産するまちでもあります。眼鏡、漆器さらに繊維業が3大地場産業であり、いまはITに力をいれて新産業創りに取り組んでいます。

お試しサテライトオフィスとは?

地方公共団体が都市部のベンチャー企業等にとって、真に魅力的なサテライトオフィスを提供するためには

  1.  都市部の企業の具体的ニーズが把握できない
  2.  誘致に向けた戦略やノウハウがないといった課題の解決が必要。

ということで、総務省が地方公共団体を支援しています。
具体的には空き公共施設等での「お試し勤務」等の受け入れを通じ

  1.  より実践的な企業ニーズ調査
  2.  執務環境、立地環境、生活環境などの必要条件の整理などを行い「誘致戦略」を策定

をすることを目的としたものです。

私が行った鯖江以外にも、全国各地でお試しサテライトオフィスの取り組みが行われています。
参考:総務省おためしサテライトオフィス

どんなところで働いたのか?

鯖江にやってきてまず市役所の方に迎えにきていただき、その後簡単に鯖江をご案内いただき、私がお世話になるオフィスへ。
1階は呉服屋さんで、2階は英会話教室をやっていたところをサテライトオフィスとして今回提供しているとのことでした。

私はペーパードライバーなので駅から近いオフィスを選び、車のレンタルはせず自転車のレンタルをしました。
和室で座椅子というスタイルは、短時間の作業であればよいですが、集中して長時間産業したい方や腰痛持ちの方にとっては少し辛いかも。wifiも用意され、大きなディスプレイもあったので、通常の仕事の業務に支障はありませんでした。

鯖江で何をしてどのように過ごしていたのか?

【1日のスケジュール】

  • 6時起床
  • 7時-10時   仕事
  • 10時-11時 テレビ会議
  • 11時00分-11時30分 仕事
  • 11時30分-12時30分 ランチ
  • 12時30分-17時 仕事(途中コンビニへのサイクリング含む)
  • 17時-19時 散策
  • 19時-20時 お風呂
  • 20時-22時00分 夜ごはん
  • 22時-24時 自由時間 

日頃からリモートワークをしているので、仕事として特別制約を受けたわけではありませんでした。ただ、場所が違っていい意味での緊張感があり、企画書づくりなどはかなり捗ったという感触があります。定例のミーティングも写真のとおり、Facebookのビデオ通話で問題なく行うこともできました。

コンビニやスーパーがサテライトオフィスから自転車で5分ほどということもあり、敢えて買いだめはせずに都度買い物にいくようにして、気分転換に当ててました。

サテライトオフィスにはお風呂がなかったので、向かいにあった市民センターの銭湯にはいったり、スーパー銭湯にいき、広いお風呂とサウナを楽しみました。

お試しサテライトオフィスのときに気をつけておきたいこと


サテライトオフィスを地方開設を考えていて、お試しサテライトオフィスを活用したいというかたは以下の3点に気をつけましょう。

1.お店が閉まるのが早い!

東京基準で考えてしまうとお店が閉まるのが早いです。夜ご飯を食べに20時に出たら20時で閉まるお店ばかりで、居酒屋以外はだいたい20時に閉まります。

銭湯も21時で受付が終了となるので、先にご飯を食べてお店の人と会話が盛り上がって21時すぎてしまうと、お風呂を逃すということをやらかしてしまったこともあります。

一方で国道沿いのお店はわりと遅くまで空いていたり、スーパー銭湯は25時まで空いてるなど、駅を中心としたまちの時間と道路を中心としたまちの時間の違いを知りました。

2.雨の日に車がないと悲惨!

今回車を借りずにどれだけ生活できるのか?ということにトライをしていました。商店街にいる、駅から近いということで公共交通機関(本数は少ないけども)にアクセスできるし、自転車もあるので「気合い」でなんとなかなるだろうと思ってましたが、甘くみてました。

滞在中の半分以上が雨という状況で、コンビニや駅も徒歩10分ぐらいかかりますし、ちょっと探索したいときも自転車は使えないし、雨の日はかなり移動が制限されました。ただ、晴れているときは気持ちよくサイクリングもできるということと自転車でいける範囲で国道沿いのお店にもいけたので、雨さえなければわりといけます。

3.早めに地元の人に会っておく

今回はあまり時間もなく十分にできなかったのですが、地元の方たちと直接話をする機会を初日に作っておくことをおすすめします。事前に会いたい企業などをリストアップしてアタックするもよい、窓口となっていただいている方に相談するもよしです。

私自身、地元の企業や商店街の方とお話することで、鯖江で何かプロジェクト立ち上げできるかもという発想もでてきましたし、仕事にならなくてもオススメのお店やお土産など知ることができます。みなさんにお試しサテライトオフィスで来ていますといって話かけると快く対応いただけました。

以上、3点を事前に知っておくことで、お試しサテライトオフィス期間がよりよいものとなり、実際にサテライトオフィス開設の判断もできるようになると思います。

さいごにここがすごいぞ鯖江

めがねミュージアム

メガネの歴史が学べて、こだわりの鯖江のメガネも買える素敵なミュージアム

西山動物園

Facebookページ
レッサーパンダ推しすぎて名前が!笑

グルメ

味見屋

福井といえばソースカツ丼!なのですが、味見屋さんはなんと醤油カツ丼なのです!ソースカツ丼よりお出汁ベースの味でカツ丼なのにあっさりしていてとても美味しかったです。食べてみるとサプライズもありますので、食べた時のお楽しみに!
味見屋

ミート&デリカささき

サテライトオフィスの近くあるミート&デリカささきさん。ここはサバエドックが有名です。ポータブルのソースカツ丼のような感じでさくさくっと食べれて満足。小腹が空いた時に食べるともぉ最高です!
ミート&デリカささき


ワンコインランチもオススメです。これでなんと500円!この日はローストビーフ丼でした。

吉川ナスバーガー

道の駅西山公園で食べられるのが地元の伝統野菜を使った吉川ナスバーガーです。
揚げたての茄子が熱々で食感と野菜の旨味が楽しめる一品です。

道の駅西山公園

塩だけで食べる異次元佐野蕎麦

つなぎを使っていなくて、そばの味を最大限に楽しむために塩でたべるこだわりのお店です。塩は3種類あり、普通のお塩、わさび塩、梅塩と味に変化をつけながら蕎麦をたのしめます。お店の張り紙など色がでていて蕎麦を待つ間も退屈することなく過ごせました。
塩だけで食べる異次元佐野蕎麦

Hana道場

伝統的なものづくりとITとの出会い、子どもからシニアの出会いをつくるHana道場。私が行った時は、子どもにプログラミングを教えたいシニアの方たち向けのプログラミングの講座中。講師は株式会社jig.jpの福野社長。

子どもに教える際の注意点を伝えながら、実際に参加された方にプログラミングを教えていました。プログラミングができるシニアの方たちが未来を担う子どもたちにプログラミングを教えて、新しい何かが生まれる。そんな未来の光景が想像できる場でした。ここで何かをやりたい!
Hana道場

なによりもスピード感がすごい!

jigjpさんに訪問にいったときに「鯖江に来られて何があるといいですか?」と聞かれて「お店とかどこにいったらいいのかわからない」と答えてすぐにできたFacebookグループ。

お土産って何を買ったらいいのかわからなかったので早速活用いたしました。
ぜひこの記事を読んで鯖江に行きたいというかたはご活用ください!
鯖江Facebookグループ

鯖江のお試しサテライトオフィスの際にサポートいただきました、鯖江市の皆様ありがとうございました! 

お知らせ

地域での仕事創りや新しい働き方の実践などJASISAではサポートしています。今回の記事では働き方については書けませんでしたが、書籍も出していますのでぜひご覧ください。

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